台風14号からかわった温帯低気圧の影響により、9月22日の新潟は雨。
何度も何度も天気予報を見直すが、雨降りに変わりなさそう。
大道芸フェスティバルは予定通り開催のため、当イベントも開催が決定する。
朝礼。
雨が激しいので電車内で行う。
重要事項の伝達。本日は大雨見込みのため、発車間際に空席があれば便宜的に予約の無い方も乗車可能であることなどの指示を受ける。
まずは、清掃。
並行して、車両の始業点検を行う。
試運転列車を運行する。
だんだん雨が激しくなってきた。
第1便の改札を開始する。
このころには、非常に激しい雨が打ち付ける。文字通りの土砂降りである。
現役時代の大雨の日も、こんな感じだっただろうか。
雨で視界が霞む中、電車が折り返してホームにやってくる。
電車の前照灯が頼もしい。まさに、「雨ニモマケズ」である。
その後も大雨の兆しがあったため、午前中は5~10分遅れで運行。
傘の花が沿線を彩る中、電車が走っていく。
運転席の直後は、今年もこどもたちで大人気。
列車を動かすというのは、とても手間と人手がかかる。
運転士、車掌、指令員、出札係など、是非運行スタッフにも注目してほしい。
さて、今回のイベントでの運行がスムーズにいった新兵器。それがアントに車載したエンジンコンプレッサー。
今までは停車中に圧縮空気を充填していたため、エアの容量が心許なかったが、これを導入することで、常時圧縮空気の供給が可能に。
エア不足でブレーキが緩まない、ということがなくなった。
午後は天候も落ち着いてきて、時折晴れ間も。
たくさんの笑顔が広がっていた。
さて、まもなく最終便の時間。
やっぱりこれですよね。保存回送時のヘッドマーク。
これ、実物なんですよ。
およそ80名のお客様がご乗車。
まるで、現役時代の帰宅時間帯みたい…!
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
運行が終わり、車両をもとの位置に戻していく。
連結は、いつも注目の的である。
月潟駅が、今は福島駅や盛岡駅のようだ。
いつしか、また雨が降ってきた。
車両3両を、この小さな蟻ん子=アントが引っ張っていく。
レールが雨に濡れた悪条件。空転して進まないため、砂を撒く。
静かに、3両繋いだ保存車両が構内を進んでいく。
車両がいない駅ホームは、とても貴重な光景。
車両が定位置に戻り、アントを解放する。お疲れさま。
走れ!かぼちゃ電車2024は、雨にも負けずに無事終了。
雨の情緒を楽しむには少々激しすぎる降雨でしたが、土砂降りの日の現役時代に思いを馳せるきっかけになったのかもしれませんね。
ではまた次回、月潟駅でお会いしましょう。合言葉は、「走れ!かぼちゃ電車」。
Photo by Y. Ikarashi
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